し尿処理施設 止水工事
IPHシステム工法にて、し尿処理施設の止水工事を施工しました。
→IPHシステム工法
↓施工前の状況。ひび割れから漏水しています(RC壁の反対側は水深5mの水槽)。
↓エフロレッセンスも生成(白華現象)しています。
↓鉄筋コンクリートには不健康な状態です。
↓ひび割れにエポキシ樹脂を低圧注入して漏水を止めます。
↓穿孔の様子。注入箇所に直径7mm、鉄筋のかぶり深さまで穿孔します。
↓穿孔することでエポキシ樹脂がひび割れと鉄筋廻りに充填されます。
↓鉄筋の付着と防錆が向上するので、鉄筋コンクリート躯体の構造的な健全化も図られます。
↓ちなみに穿孔装置は湿式です。埃を立てずに作業出来ます。
↓エポキシ樹脂注入状況。
↓穿孔箇所に注入器用の台座を取付け、ひび割れに防漏材を塗布した後、低圧でエポキシ樹脂を注入します。
↓IPHでは、ひび割れ幅が0.01mm(実証値)までエポキシ樹脂を充填可能です。
↓注入箇所はひび割れに沿って1mあたり10箇所設置。
↓エポキシ樹脂は湿潤状態でも硬化するものを使用しています。
↓硬化養生、注入器撤去後の様子。今回は仕上げ(断熱パネル)に隠れるので、台座と防漏材は撤去しません。
↓壁の反対側は水深5mの水槽があり、この時点で、壁にはほぼ満水の水圧がかかっていますが、漏水していません。
↓しっかりと止水されています。